

オーストリア
矢巾町
Toi,toi,toi!オーストリア
事業内容
2020年2月に「復興『ありがとう』ホストタウン」として登録となった本町ですが、コロナ禍の中でわたしたちには何ができるのかを考え、情報発信やオンラインによる交流を積極的に進めてきました。また東京大会やホストタウンについて町民に周知するため、ロゴマークの制作や町内小中学校給食におけるオーストリア料理の提供などを行い、大会が延期となった期間を活用して、少しずつですが取り組みを進めてきました。
オリジナルロゴマーク制作
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ロゴマーク
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ポスター
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チラシ
成果報告
本町がオーストリアの「復興『ありがとう』ホストタウン」として登録となっていることを広く周知するために、オリジナルロゴマークとそのマークを活用したポスターやチラシを作製し、ホストタウン事業を展開する際に使用しました。 人が寄り添い歌う「合唱」のイメージがデザインの土台となっており、ハートをかたどった曲線が重なり合うデザインはどこまでも繋げることができ、周囲に波及していく様子を表しています。また「Toi,toi,toi!」とは、オーストリアの公用語であるドイツ語で「うまくいきますように」という意味があり、東京大会に向かって頑張っている方々へのエールや、今後の交流が末永く続くようにという願いが込められています。
町内小中学校給食にてオーストリア料理提供
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当日の給食
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試食会の様子
成果報告
町内の子どもたちにも、「復興『ありがとう』ホストタウン」のことやこれまでオーストリアからいただいた支援について知ってもらいたく、学校給食にてオーストリア料理を提供し食文化について学んでもらいました。オーストリア給食が提供されるにあたり、学校給食お便りの番外編を発行したり、オーストリアの歴史や気候が由来する食文化について発信したりと子どもたちに興味を持ってもらえるよう働きかけました。ある小学校のクラスではオーストリアがどんな国かを調べる時間が設けられましたが、試食後に「今度は自分たちが調べたオーストリアの料理を給食に出してほしい!」というリクエストもあがり、本事業が子どもたちにとってオーストリアについて知る一つのきっかけとなったことを感じました。
オーストリア 食の国際交流
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3市町にて共同開発したザッハートルテ
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アドバイスをもらう矢巾町のシェフ
成果報告
オーストリアにゆかりのある山形県長井市と栃木県那須塩原市とタッグを組み、各市町の特産品を使って各地のシェフにご協力いただきオーストリア料理のレシピ開発を行いました。開発に取り組んだのは4つのメニューで、その中でもオーストリアが発祥とされている「ザッハートルテ」は3市町それぞれの特産品を活かし、各シェフのアイディアを結集して完成させました。また、本町産の野菜や椎茸出汁を使った「クレープスープ」は、じっくり煮込んだ野菜の甘みがしっかりと感じられる、寒い時期にぴったりな料理に仕上がりました。 オーストリアの食文化を通じて各市とのつながりができたほか、店舗にて提供を行うことでオーストリア料理に関する情報発信にもつながりました。
ポスター紹介
ポスター紹介
工夫した点
見る人の目を引き付けるためにデザインや写真を多く取り入れました。また、交流の様子をイラストにして表現することで、やわらかみのある楽しい雰囲気に仕上げました。この事業で制作したオリジナルロゴマークをモチーフに、オーストリア国旗にも使われている赤を基調とし、明るくてワクワクするような未来へ続いていけるよう、ポップで明るい色味でまとめました。
